石の上から消えた稚児花月
どんな伝承か
田川郡添田町の英彦山に、花月という稚児の話が伝わる。上津野村の地頭であった佐藤源左衛門家継の子で、七つのときから四王寺で経を学んでいた。あるとき石の上に座っていたまま、ふいに行方が知れなくなったという。のちに京都の清水寺でめぐり会った父子は、互いに抱き合って喜んだと語られている。『添田町誌』所載。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。