倒れた松を起こした川の小童
どんな伝承か
壱岐郡石田町の石田上、大川水神社のわきに大きな松があった。幹まわりは三メートル余りで、木連子葛がその上を巻いていたという。ある年、大風のためにこの松が倒れてしまった。ところが翌日には、木はひとりでに起き上がっていた。土地の人はこれを起き松神と呼ぶ。遠くの山の上から見ていた者の話では、川の中から小童が大勢出てきて、松を引き起こしていたということである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第13巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第13巻』所収の「文化叙事伝説」全35話(福岡・大分・佐賀・長崎=北九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。