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掘れば祟る鹿田の唸石

所在地愛知県北名古屋市鹿田(唸石)
年代建武二年(1335)ほか
登場新田義貞、足利尊氏
出典愛知県伝説集

どんな伝承か

西春日井郡の師勝村鹿田部落に唸石というものがあり、夜な夜なぶうぶうと唸って村人を驚かせた。明治のはじめ、隣の西春村徳重の百姓二人が示し合わせてこの石を掘り出しにかかると、果たしてぶうぶうと唸り出した。二人は鋤も鍬もその場に投げ捨てたまま家へ逃げ帰ったが、その晩から二人とも病にとりつかれて死んでしまったという。唸り石は額田郡福岡町の土呂八幡宮の境内にもある。また矢作町大字矢作の矢作神社の唸り石は、建武二年に新田義貞が戦勝を祈願した時、社前で急に唸り出して動き、義貞は戦に勝ったと伝える。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

愛知県伝説集(福田祥男・1961年(昭和36年))

『愛知県伝説集』は、福田祥男が昭和三十六年に著した愛知県の伝説集である。尾張・三河の山や海、淵や池、地蔵と観音、石や塚、城跡、地名、動物と変化、植物、祟りと怨霊などにまつわる言い伝えを、原型に忠実に再現することをめざして平易な文で語り直し、話の末に郡市名を添える。山の伝説から其の他の伝説まで十五の部に分け、あとがきでは前年に出した『愛知県伝説集・虹と黒潮』を全面的に改稿し増補したと記す。

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