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坂上田村麻呂が大旗を掲げた旗立杉

所在地埼玉県秩父郡皆野町大字三沢(瑞穂神社)
年代延暦十三年〜延暦二十一年
登場坂上田村麻呂、桓武天皇、田村麻呂を征夷大将軍に任じた天皇
出典秩父の伝説と方言

どんな伝承か

皆野町三沢の瑞穂神社の境内には、古い伝説をもつ杉の巨木がそびえる。延暦十三年に都を平安へ移した桓武天皇は蝦夷の鎮撫に心を砕き、延暦十六年に初めて征夷大将軍を置いて坂上田村麻呂を任じた。兵を率いて北へ向かった田村麻呂は、途中秩父の三沢村の瑞穂神社で馬を下り、武者たちと武運長久と戦勝を祈った。延暦二十一年に胆沢の地を攻め降して大任を果たすと、凱旋の途中で再びこの社に詣でて勝利を報告し、集まった村人に命じて北征に掲げた大旗を境内の杉の巨木に掲げさせた。村人はこれを記念して「坂上将軍の旗立杉」と呼び、明暦年間に植え替えられつつ今に伝えているという。

原典より

秩父郡皆野町三沢に瑞穂神社という社があります。—— 秩父の伝説と方言 より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

秩父の伝説と方言

『秩父の伝説と方言』は、秩父市教育長鶴沢福松の序を付し、編集委員が執筆整理にあたって編んだ秩父地方の伝説と方言の集成である。秩父市と秩父郡に伝わる伝説を集め、武甲山麓のジジイ・ババア石、橋立鍾乳洞の悪龍、畠山重忠や坂上田村麻呂にまつわる話、伐ると祟る天狗松などを語り口調で記す。伝説は石・水・塚・屋敷跡・山と人物・地名・社寺および城跡・木に関する八つの部に分け、話によっては他地方の類話を注記する。

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