北斗七星をかたどる七つの奇石
どんな伝承か
中田町黒木には奇石珍石が七つあり、線でつなぐと北斗七星の形になるという。赤ん坊の足跡がついた赤子石、蛇の形の縞が入る白蛇石、伊勢参りの土産の小石を氏神に祀ったら大きくなったという巾着石、籠をかぶせた形で厄病を防ぐという籠石、旧黒木小学校への通学路に突き出た出臍石、屏風を広げた形の屏風岩、いつも水が滲み出て乾かない涙石である。白蛇石は、部落の子どもが病死したとき神おろしで白蛇の祟りと告げられ、祠を建てて祀ったものだという。道路工事などで三つの石はすでに姿を失った。
原典より
中田町黒木に、奇石珍石が七つある。—— 郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
郡山の伝説(郡山市教育委員会(編)・大島建彦(監修)・ふるさとの文化財調査事業・1986年(昭和61年))
『郡山の伝説』は、郡山市教育委員会が大島建彦の監修を受けて昭和六十一年に編んだ伝説集である。昭和五十九年度の「ふるさとの文化財調査事業」で調査員が市内全域から採集した伝説を中心に、郷土誌などで補った話を収め、采女伝説や坂上田村麻呂・源義家・弘法大師にまつわる話が多い。『日本伝説名彙』にならって木・石岩・水・塚・坂峠山・祠堂・家村・祭礼行事の部に分け、各話に伝承地と報告者名を添え、巻頭に監修者の解説を置く。