トップ > 埼玉県の伝承 > 皆野町

門平の大山神社縁起と御厨三郎門平

所在地埼玉県秩父郡皆野町大字上日野沢門平(大山神社)
年代文明〜元和年間(15〜17世紀)、将門は平安中期
登場将門、御厨三郎門平、小林弟次郎、小笹与五郎、相馬小次郎左衛門の弟。城峯山を領し大山祇命を祀った、元和五年の再建に尽力した村民
出典将門伝説——民衆の心に生きる英雄

どんな伝承か

門平の大山神社の縁起を『日野村誌』に見ると、社は往古から村の鎮守で、文明年間に相馬小次郎左衛門の弟御厨三郎門平が主従とともにこの地を領し、大山祇命を産土神として祭典を行ったという。天文五年には近隣の山の盗賊を門平が兵を率いて捕らえ武威を示した。天正元年九月には城峯山に兵を備えて鉢形城を襲い勝利し、奈良尾などの通路や上野・信濃へ通じる新道を開いた。同十年には東南の関門を築いて居城を固め、この地を門平耕地と名づけた。元和二年六月に疫病が流行した際は大山大神に誓って病除けをし、村民は社殿を造営した。元和五年の山火事で古城も神殿も焼けたが、村民が寄付を集めて再建したと伝える。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

将門伝説——民衆の心に生きる英雄(梶原正昭・矢代和夫・1966年(昭和41年))

『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』は、梶原正昭と矢代和夫が一九六六年に著した平将門の伝説の研究書である。茨城県岩井町をはじめ各地の伝説地の踏査と、縁起・古記録・地誌をもとに、将門の怨霊と調伏、七人の影武者、子の良門や娘の如蔵尼、寵妃桔梗ら落人の行方、後裔を名告る家々、伝説の伝播と文芸化をたどる。序章と三篇からなり、巻末に青森県から鳥取県までの伝説分布と、寺社縁起など関係文献の抄録を附録として付す。

種別から探す

大山神社大山祇命城峯山鉢形城疫病産土神

皆野町の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『将門伝説——民衆の心に生きる英雄』の伝承