慈光寺七石の冠石と修験の儀式
どんな伝承か
比企郡都幾川村西平(現・ときがわ町)の慈光寺には七つの石が伝えられ、そのひとつに冠石がある。慈光寺の修験者たちは毎年四月十二日、それぞれの寺に入る前にこの石の上に冠を置き、何らかの儀式を行ったと伝えられている。『埼玉県伝説集成』に載る話である。
原典より
比企郡都幾川村西平では、慈光寺の七石の一に、冠石というのが知られている。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年))
『武蔵の伝説』は、大島建彦と渡辺千佳子が昭和五十一年に著した伝説集である。埼玉県・東京都と神奈川県の一部にあたる旧武蔵国の伝説を、地誌・紀行・社寺縁起・区市史や『埼玉県伝説集成』などの文献と土地の口碑から集め、項目ごとに出典を添える。『日本伝説名彙』の六部門に家・村と祭礼・行事を加えた八部に分け、巻頭の「はじめに」で伝説の分類の方法を論じている。