トップ埼玉県の伝承ときがわ町

村民の山林集会と祟りの恐怖

所在地埼玉県比企郡ときがわ町
年代慶応四年(一八六八)二月
登場小前百姓四十人余、村役人、乙
出典近世史料にみる憑き物「オーサキ狐」の諸相
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どんな伝承か

乙が尾崎狐封じの祈禱をなかなか承知しないため、業を煮やした村民四十人余が山林で集会を開き、この件が取り上げられねば乙の狐が遺恨に思い一層激烈な祟りをするのではと恐れた。村役人が説得しようとすると乙から賄賂を得ていると罵られ、御門前へ押しかけかねない騒動となった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

近世史料にみる憑き物「オーサキ狐」の諸相(小池信一・現代(昭和後期〜平成の研究論文))

埼玉・群馬を中心に分布した憑きもの『オーサキ狐』の俗信を近世史料から検証した研究。オーサキ持ちの家を富ませ人に憑いて熱病にするという俗信を概説し、寛延4年・天保6年・慶応3年の追放史料を紹介。為政者が縁組や質入れの弊害から迷信として追放させた歴史と、幕末の村を巻き込んだ尾崎狐訴訟事件を扱う、憑きもの俗信の歴史民俗学的記録。

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