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新婿を生贄に見立てるジャランポン祭り

所在地埼玉県秩父市下久那(諏訪神社)
年代正徳元年(一七一一)頃
登場生贄役の新婿
出典武蔵の伝説

どんな伝承か

秩父市下久那の諏訪神社では、毎年三月十四日の深夜にジャランポン祭りが行われる。正徳元年(一七一一)の頃、この村に悪病が広がって人々が次々に倒れた。村人が相談の末、鎮守の諏訪神社に生娘を捧げると病はやみ、村は再び栄えたという。この人身御供は後も続けられたが、やがて娘の代わりに男を捧げる形に変わり、よそから養子に来た新婿がその役を担うようになった。祭りの夜、生贄役は焼酎で身を清め、白無垢をまとって一族や知人に別れを告げ、にわか和尚役の元老から引導を渡されて棺に入る。棺は念仏に送られて神前に供えられる。現在は、その一年に不幸の多かった家の者がこの役に当たる。

原典より

秩父市下久那の諏訪神社の祭礼は、ジャランポン祭りと呼ばれており、毎年三月十四日の深夜におこなわれる。—— 武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

武蔵の伝説(大島建彦/渡辺千佳子・日本の伝説・1976年(昭和51年))

『武蔵の伝説』は、大島建彦と渡辺千佳子が昭和五十一年に著した伝説集である。埼玉県・東京都と神奈川県の一部にあたる旧武蔵国の伝説を、地誌・紀行・社寺縁起・区市史や『埼玉県伝説集成』などの文献と土地の口碑から集め、項目ごとに出典を添える。『日本伝説名彙』の六部門に家・村と祭礼・行事を加えた八部に分け、巻頭の「はじめに」で伝説の分類の方法を論じている。

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