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龍福寺の虎御前の供養塔

所在地埼玉県比企郡ときがわ町大字玉川(龍福寺)
年代鎌倉時代(板碑)
登場虎御前、曾我十郎祐成、小沢孝一、邑堂、板碑の調査者・資料提供者、龍福寺四世・宝永二年に碑銘を建てた
出典埼玉県伝説集成——分類と解説 上

どんな伝承か

ときがわ町玉川の龍福寺、弥陀堂の後ろに板碑がある。『新編武蔵風土記稿』は、庚申四月十六日の文字だけが残るこの碑を、相模国大磯の遊女虎が曾我十郎祐成のために建てたものと伝えていると記す。名は無いが、これも虎御石の一つと考えられる。小沢孝一の調査では年月日は人為的に削られており、種子の様式から鎌倉時代の建立と推定される。削られたのは虎御前の事蹟と碑銘の食い違いを恐れたためだろうという。宝永二年に龍福寺四世邑堂が建てた碑銘も、曾我氏の妾虎御前が亡夫のために石塔を立てたと記していた。弥陀堂の裏にはもう一基、同じく銘を削られた板碑があり、土地では虎御前が五郎のために建てたものと言い伝えている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

埼玉県伝説集成——分類と解説 上(韮塚一三郎・埼玉県伝説集成)

『埼玉県伝説集成――分類と解説 上』は、韮塚一三郎が埼玉県内の伝説を類型ごとに集めて編んだ伝説集の上巻である。片目の魚、化かす狐や狸、松・杉などの樹木、石や岩、ダイダラ坊と山、清水・渕・池・井戸にまつわる県内各地の伝説を、郷土誌や地誌、『埼玉史談』などの文献と、地元の資料提供者や話者の報告から採って収める。各話に所在地と出典を添え、話型ごとに〈解説〉を置いて全国の類例と信仰の背景を論じ、[参考]文献を挙げる。

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