東二島の水上観音寺
どんな伝承か
若松区東二島に水上観音寺がある。本尊は馬頭観世音菩薩で、裏山には四国八十八か所になぞらえて石仏が配置されている。北九州西国三十三か所の二十九番、また島郷四国八十八か所の三十八番の札所にもなっており、毎月一の付く日と十五日に供養が営まれている。馬頭観音を本尊とし、二つの霊場の札所を兼ねる寺として参拝者を集めている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。