西大野八幡神社の宮巡りと御神幸
どんな伝承か
合馬の神事には氏神の西大野八幡神社祭、日拝祭、寄祭、疫神社祭などがあり、戦中に中断したが戦後に復活した。山本の西大野八幡神社の秋の例祭は十一月十・十一日(明治以前は九月二十四・二十五日)で、祭典ののち神輿へ神を移し、頂吉・道原が一の殿、春吉・山本・高津尾が二の殿、合馬・麻生が三の殿を舁いて拝殿を三度回る「宮巡り」をしてから、伊勢音頭を歌って御神幸に出る。山本川畔のお旅所で敷台を三回回って祭典と居神楽を奉納し、拝殿前で神戻しをして終わる。当日正午からは合馬神楽が行われ、昔は競馬や相撲もあった。例祭に先立つ敷地祓いは「ししまい」と呼ばれる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。