東光寺の地蔵祭と大数珠くり
どんな伝承か
戸畑区北鳥旗町六の東光寺では年間にいくつかの行事がある。二月四日の節分祭では豆まきをしてぜんざいの接待があり、夜は本堂で大数珠くりが行われる。四月八日の釈尊降誕会には信者や参拝者に甘茶がふるまわれる。八月二十四日の地蔵祭では、まず古東光寺と呼ばれる川代のお堂にまつられた地蔵に参り、次いで東光寺に参って、夜には盆踊りが催される。ほかに十月五日の達磨忌があり、毎月二十七・二十八日には弘法大師霊場を巡拝する人々が集まって読経と御詠歌の唱和を行う。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
『北九州市史 民俗』は、北九州市が編んだ市史の民俗編である。ここに収めるのはその第三編「信仰伝承」第一章「信仰」の第二節以降で、門司・小倉・若松・八幡・戸畑の各区に伝わる聖地と忌地、神仏信仰、神事と法会、巡礼、巫者・祈禱師、信仰集団、狐憑きや犬神などの憑霊・霊異現象を記す。節ごとに地区と地名を挙げて事例を並べる編み方で、祟る石や産女石、落人の墓なども忌地の項に見える。