平将門
どんな伝承か
千葉県千葉市平山町の古堂屋敷前の道は浜野町へ通じており、浜道と呼ばれている。このお堂の前を白馬で乗り打ちすると怪我をするので、必ず馬を下りなければならないといわれてきた。平将門の乗っていた馬が白馬だったからだといい、この付近ではどの家も白い馬を飼わず、白い壁も塗らず、屋根のついた門も造ってはいけないとされた。また旧泉町には将門の残党と伝える家々があり、そこでは正月に門松を立てず清浄な砂を盛るだけである。将門の滅亡寸前に年の暮が来てしまい、門松を立てる余裕がなく盛砂で間に合わせたからだという。
原典より
平山町の古堂屋敷前の道は浜野町に通じていて、浜道といっているが、このお堂の前を白馬で乗りうちすると怪我をするから必ず下りなければならぬといわれてきた。—— 千葉市の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
千葉市の伝説(平野馨)
『千葉市の伝説』は、平野馨が千葉市内に伝わる伝説をまとめた文章である。日本武尊と弟橘媛、行基、千葉氏の祖と天女、源頼朝、徳川家康・家光にまつわる話を中心に、神社仏閣・塚・泉・池・橋・地名の由来や、千葉笑い・雨降かっこなどの行事の起こりを集める。五十余りの短い項を古代から近世へおおむね時代の順に並べ、見出しに町名を添え、ところどころに別伝や発掘調査の結果を書き添える。