百合若大臣と緑丸の鷹
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どんな伝承か
豊後は舞の本にうたわれる百合若大臣の故郷とされる。玄界の離れ小島に置き去りにされた百合若は、ひたすら故郷の家を恋い焦がれた。空中自在の霊鳥である鷹の緑丸は、主人の意を受けて豊後の府中と島の間を往来し、妻子に安否を知らせることを唯一の務めとしていた。百合若が単衣の白い袖を断ち切り、紙筆と血で文を書いて緑丸に持たせて遣ると、世間知らずの奥方は大きな硯まで入用かと思い、これを翼に結びつけて還した。緑丸は硯の重さに堪えられず、ついに玄界の渚に落ちて死んだと伝える。海の民の深い嘆きを映す物語だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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大分市の伝承
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