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朝戸・佐念の潰れ村

所在地鹿児島県奄美市名瀬大字朝戸
年代文化年間
登場身売りした男女
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

紅い桜が咲き平和らしい家並みの朝戸だが、文化年間の記録には佐念と朝戸の両村は人家無しと記される。男女が借財のため悉く身売りして他村へ行き、跡は作地のみとなったといい、同様の潰れ村は他に十数か村あったという。これは享和の頃の凶作の結果であったが、その前後にも同様の不幸はしばしば繰り返されたと伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

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