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麦粉を投げ穀霊に見放された前夫

所在地沖縄県宮古島市
年代伝承
登場真氏、炭焼太良、長者
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

宮古の長者の話には続きがある。長井で隣同士に生まれ許嫁とされた女の子は真氏といい、のちに炭焼太良の妻となる人である。最初の夫は放埒で自分の運を知らず、ある年の新麦の初穂祭に、しきたりどおり供えた麦粉を庭に投げつけて妻をののしった。その咎でユリ(穀霊)という福の神に見放され、妻は離縁されて西銘の村へ去り、男はしだいに落ちぶれて家々の門口に立ち、余り物で命をつないだという。宮古ではこれを二百年も前から族長の家の物語として語り伝えてきた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

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伝説炭焼長者

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