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久高島イザイ法の蒲葵葺き小屋

所在地沖縄県南城市知念字久高
年代現代(大正頃)
登場神祭の女性
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

沖縄では世の始まりのことをクバヌフアユー(蒲葵の葉世)といい、その世には衣服というものが無く、男も女も蒲葵で作った蓑のようなものを腰に纏っていたと伝えられる。柳田は、蒲葵の葉の世代には衣類ばかりでなく、住居にも蒲葵が多く用いられたかと考える。今でも久高の島などでは、イザイ法と称して、女性に最も大切な神祭の式に先立ち、前後五日の物忌をするために家族の者と厳重な隔離をするが、その時に彼らが入って住む小屋は必ず蒲葵をもって葺くという。この例はまだ外にもあろうと述べている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第1巻』は、柳田国男の著作を集めた著作集の一巻である。椰子の実の漂着から日本人の渡来と稲作を海の道に求める論考と、海神宮考・みろくの船・根の國の話・寶貝のこと・稻の産屋などの諸篇、大正期の南島旅行に基づく『海南小記』、昭和二十六年八月の自序をもつ『島の人生』を収める。いずれも海と島を舞台に、ニライカナイや宝貝、漂着や島の復興をめぐる民俗と歴史を論じている。

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