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神の御狩にちなむ滝口のみかり

所在地千葉県南房総市白浜町滝口
年代伝承(由布津主命)
登場由布津主命、まかつたの嘉平
出典日本伝説叢書 安房の巻

どんな伝承か

千葉県南房総市白浜町滝口では、十一月二十七日から二十九日までの三夜、村内各所の地蔵堂に男子が参籠する「みかり」という神事が伝わる。この間は村を静かに保ち、夜十時までは外出も物音も慎む。滝口の一軒家の者は「まかつたの嘉平」の子孫と呼ばれ、祭の日に名を呼ばれるとその声に応じて出るという。これは昔、由布津主命がこの地の猪鹿を狩り掃蕩した伝説にもとづき、嘉平は山案内の猟師であったろうと伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・1919年(大正8年))

『日本伝説叢書 安房の巻』は、藤沢衛彦が大正八年に編んだ安房国(千葉県)の伝説集である。天富命の渡来や源頼朝・里見氏・日蓮にまつわる英雄伝説を中心に、社寺の縁起、風俗・信仰、船幽霊や一本足の蛸などの特異な伝承を、『安房志』『房総志料』などの地誌や寺伝・口碑から引いて収める。緒言と「安房国と牛」と題する序を巻頭に置き、鋸山から小湊まで各話に所在の郡村大字を添えて土地ごとに並べ、緒言では百八十六種を蒐集したと記す。

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