海に臨む段丘に広がる槲の純林
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どんな伝承か
木の葉に飯を盛った簡素の世から、槲は人生と濃かな親しみを持っていたが、やがて初夏の節供に葉を採るだけになって槲の山も衰微した。ところが岩手県では閉伊郡の北端に、普代の官有林というのが海に臨む段丘の上にあって、広大な槲林であった。六七年前に通った頃は世間の景気に誘われて売り払おうとしていたから、今は杉や檜に変わったかも知れぬ。さらに北の外南部の東通村には、人が忘れたかと思う純林が残り、思いもよらぬ珍しい海岸の風景をなしていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第2巻』を全331話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。
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普代村の伝承
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