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越前秋生の瓢の柄杓作り

所在地福井県大野市秋生
登場柳田国男・山家の人
出典定本柳田国男集 第4巻

どんな伝承か

杓の和名は古くから比佐古であった。その全部が瓢であったわけではないことは、内宮の延暦の儀式帳に「木杓二十柄、匏二十柄」とあることでも知れ、神宮では特に他と区別するため、自然の比佐古を奈利比佐古と呼んだ。柄杓に柄を刺したのが後世の工夫でないことは「ひたえのひさこ」という語が証明する。柳田が八年前に越前大野郡西谷村秋生の山家から得て来たものは、瓢に竹の柄をすげたものであった。軒に幾つも乾してあった中から、目の前で一つ取り下ろし、側を三分の一ほど切り捨て、無造作に穴をあけて柄をすげてくれたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第4巻』は、柳田国男の著作を集めた定本の一巻である。岩手県遠野の伝承を佐々木鏡石から聞いて書いた「遠野物語」、山に入った人や神隠しを論じた「山の人生」、河童・ひだる神・一つ目小僧・天狗などを扱い妖怪名彙を付す「妖怪談義」を収める。ほかに「山人考」「史料としての傳説」「比丘尼石の話」「山人外傳資料」「『イタカ』及び『サンカ』」「山民の生活」など、山人・漂泊民・妖怪をめぐる論考を併せる。

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