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重忠の兜守を納めた白根不動

所在地神奈川県横浜市旭区白根(白根神社)
年代不明
登場畠山重忠
出典行楽と史蹟の武蔵野

どんな伝承か

鶴ヶ峰の古戦場の近く、木陰の坂道を下った橋のたもとに、幅四間余り、高さ一丈数尺の滝が豊かな水を落としている。その滝の上の、老松と古杉に囲まれた台地に、白根不動と呼ばれる堂がある。著者が調べると、額の一つに白根神社とあり、祭神は日本武命で、仏殿ではなく社殿だった。神仏混淆の昔、畠山重忠が兜の守りにしていた白瀧山不動尊をこの白根神社の社地に納めたことから白根不動と呼ばれるようになり、社運が衰えるにつれて主客が入れ替わったのだろうと著者は推し量っている。

原典より

惟うに、神佛混淆の昔、重忠が兜守としてゐた「白瀧山不動尊」をこの「白根神社」の社地へ納めたのが、其後「白根不動」と呼ばれるようになり、…—— 行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・1937年(昭和12年)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

行楽と史蹟の武蔵野(寺島裕・1937年(昭和12年))

『行楽と史蹟の武蔵野』は、寺島裕が昭和十二年に著し、新生堂から発行した武蔵野の史跡探訪記である。狭山丘や山口貯水池の周辺から、行田・粕壁・生田・淀橋・中野・柴又・多摩御陵などの社寺、城址、古戦場、塚を歩いて訪ね、交通の便とともに由緒や伝説を記す。小橋一太と新井堯爾の序文、著者の自序を巻頭に置き、前著「史蹟の武蔵野を探ねて」に続く行楽案内として土地ごとの短い節を連ねる。

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