猪野長官旧居あと
どんな伝承か
木更津市矢那の猪台と呼ばれる場所は、むかし猪野長官という人が住んでいたところだという。猪野長官には五十歳になっても子どもがなかった。そこで日ごろから信仰している観音に祈り続けていたところ、ある夜、霊夢に感じるものがあり、はるばる常陸へ出向いて鹿島明神に祈願した。するとまもなく夫人が懐胎し、男子を生んだ。その子が後の藤原鎌足であると伝えられている。
原典より
木更津市矢那の猪台は、猪野長官が住んでいたところという。—— 房総の伝説(平野馨) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
房総の伝説(平野馨)
平野馨編『房総の伝説』を全245話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。