姫が井
どんな伝承か
安房郡稲都村字池ノ内の村民の邸内に、姫が井と呼ばれる清泉がある。一名をお局井戸ともいい、往古、源三位頼政がその娘の居館の用水としたものだと伝わる。その居館の旧跡だともいい、今もなお清水が常に満ちているという。ただし土地の里人が、姫がこの井で死に、その遺骸が井になったなどと語る口碑は、後の附会であるらしく思われる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説叢書 安房の巻(藤沢衛彦・日本伝説叢書・江戸~明治時代)
藤沢衛彦編『日本伝説叢書 安房の巻』を全186話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。