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井戸に捨てられた金鶏の元旦の声

所在地岐阜県山県市大桑(城山)
年代天正十六年
登場土岐頼芸、斎藤道三、土岐頼芸を攻め落とした武将
出典日本伝説名彙

どんな伝承か

山県郡大桑村の城山は、土地では金鶏山とも呼ばれる。天正十六年、この城の主であった土岐頼芸が斎藤道三に攻め落とされ、去るときに家宝としていた鶏を井戸へ投げ捨てたという。以来その鶏は金の鶏となり、元日の朝にだけ姿を現して三度鳴くと伝わる。その声を耳にした者は長命を得るというので、村人はこの朝だけは早くから起き出すのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))

『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。

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