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一夜で苗を植えた地蔵と寄進田

所在地愛媛県大洲市戒川(西福寺)
年代不明
登場樫谷の百姓
出典日本伝説名彙

どんな伝承か

喜多郡戒川に伝わる話。近くの樫谷の百姓が田植えの支度をして、夕方のうちに田一面へ苗を投げ入れておいたところ、その夜のうちに地蔵菩薩がやってきて苗を植え、泥だらけの姿で畦に立っておられた。ありがたいことだとして、百姓はその田四畝十七歩を西福寺に寄進したという。今でも樫谷の集落では、田に苗を投げ入れることをしないと伝えられる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説名彙(柳田国男(指導)・日本放送協会(編)/関敬吾・石原美子(編纂)・1949年(昭和24年))

『日本伝説名彙』は、柳田國男の指導のもとに日本放送協会が昭和二十四年に編んだ伝説の名彙である。全国の伝説を、その拠り所となる木・石・岩・橋・清水・淵・塚・坂・屋敷・地蔵などの地物の名ごとに集め、伝わる県郡村名を付して、郡誌・市町村誌や伝説集、民間伝承誌などの出典を括弧で示す。冒頭に柳田の「傳説のこと」を置き、木・石岩・水・塚・坂峠・祠堂の部に分けて、巻末に資料の解説と種類別索引を付す。

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