二股竹
どんな伝承か
安房郡岩井村の高崎不入斗にある竹林山満能寺の庭内の竹は、必ず対生し、竹節の中間の整い方も肥え痩せも同じだという。村人はこの竹の生ずるのを豊饒の兆としている。この叢竹は二股竹または旗竿竹といい、源頼朝がこの所の竹を伐って旗竿に用いてからそう呼ぶようになったと安房郡誌は伝える。東葛飾郡湖北村の新木厳島神社の境内にも同じ竹があり、三十三年目ごとに必ず生ずるという。
原典より
高崎不入斗竹林山滿能寺の庭内の竹は必ず對生して、竹節の中間齊正も肥瘠も同じだといふ。—— 日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。