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一本松の根元にうずくまる赤いブナガヤ

所在地沖縄県国頭郡大宜味村字謝名城一名代
年代伝承(口承)
登場(類話)
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

話者が十一歳のころ、隣村の一名代のイシクラと呼ばれるあたりの畑へ母が芋掘りに行ったので、一人で後を追った。途中の一本松の根元に、縮れた真っ赤な髪の赤い小さなものがうずくまっていた。これが話に聞くブナガヤだと思い当たると急に怖くなり、両手で目をおおって母のいる畑へ飛んでいった。近くの畑には一名代村のお婆さんもいて、二人に話すと、昔からあそこにはブナガヤが住んでいるから通る時は気をつけなさいと言われたのを、今もよく覚えているという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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