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磯へ下るケンモンの群れと左巻きの守り

所在地鹿児島県大島郡
年代昭和十八年
登場—
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

大正の初めごろまで奄美大島で語られていたこと。人里離れた白浜の小屋などにいると、夜になって裏山から木の葉をざわつかせ、岩を蹴落としながら、無数のケンモンが磯へ漁に下りていくという。その通っていく様子は、鳥の群れが一斉に舞い降りてくるようだという。通り道に白い洗濯物を干しておくと、翌朝には必ず足跡がついて汚されている。そういうときは何か左巻きのものを置いておけば被害にあわないと言われていた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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河童の通り道 二 ケンニソ洗濯物左巻き

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