トップ > 沖縄県の伝承 > 糸満市

ミシナキ川に並ぶ吸われた蟹の甲羅

所在地沖縄県糸満市(ミシナキ川)
年代現代
登場金城景三郎
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

ミシナキ川で草刈りをしているとき、手を休めると、ゆっくり何かが歩いているような水音が聞こえた。気のせいかと思ったが確かめてみると、やはり水を踏んで歩くようなパタパタという足音だった。音のする下流へ行ってみると、石の上に足跡があり、中身を吸い取られた蟹の甲羅が数個並べて置かれていた。なおも十五メートルほど離れた地点で五分ほど足音が続いた。それは人の足音ではなかったという。沖縄でブナガヤと呼ばれるものの仕業とされる。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

種別から探す

足音足跡

糸満市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』の伝承