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稲刈りの人を囲んだケンムンの火

所在地鹿児島県大島郡伊仙町大字喜念
年代昭和十七年
登場南千二
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

徳之島の喜念で語られる話。三十年ほど前、昭和十七年ごろのことという。Kという人が四キロばかり離れた田で稲を刈っていると、ケンムンの火が寄ってきて周囲を囲んだ。体格がよく物おじしない性分だったので、薬を手にケンムンへ躍りかかった。ところが火は次から次へと数を増し、とても手に負えなくなった。近くの小屋へ駆けこんで、どうにか命だけは拾ったのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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**十六、ブナガヤ火・ケンムン火稲刈り

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