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檜俣で撃つと手元に迫った笑い声

所在地長野県下水内郡栄村大字堺和山(檜俣)
年代現代
登場山田豊吉、体験者
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

長野県下水内郡栄村の話。一昨年亡くなった上ノ原の山田豊吉さんが語ったことだという。仲間三人と一緒に、和山の奥の檜俣というところへムササビを撃ちに行ったら、遠くの方で笑い声が聞こえていた。不思議に思い、なんとなく怖くなったので、その方へ向けて鉄砲を撃った。すると今度は手元まで来て大きな声がしたという。びっくりして、そのまま小屋へ帰ってきたという。実際にあった話だと豊吉さんは言っていた。やはり天狗笑いというものだろうか、と話者は結んでいる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』は、松谷みよ子が編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞書で全国から寄せられた話と、郷土誌や雑誌『旅と伝説』などからの引用を、県別に話者・回答者・出典を添えて並べ、奄美・沖縄のケンムンやブナガヤにも及ぶ。目次では河童・天狗・神かくしの三章の頭にそれぞれ「考」を置き、巻末に河童の名称、天狗・神かくし年表、あとがきを掲げる。

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