トップ > 長野県の伝承 > 栄村

藁の寝床で眠る秋山の山家

所在地長野県下水内郡栄村大字堺
年代江戸後期
登場鈴木牧之、『北越雪譜』の著者
出典定本柳田国男集 第2巻

どんな伝承か

鈴木牧之の『北越雪譜』の中には、信州秋山の山家の夜の光景が絵に描かれている。藁で造った一人用・二人用の寝床の中に、夫婦親子が首から下を差し入れて、囲炉裏の四方にごろごろと寝ているのである。珍しくもおかしな風俗には違いないが、世間を知らないのでこの辺りばかりが長らくそのような生活をしていたというだけで、かつては我々一同の祖先も、美女も勇士も、こうして藁の中に寝ていた時代があったのだと説かれる。

原典より

鈴木牧之の北越雪譜の中には、信州秋山 の山家の夜の光景が畫に描かれて居る。—— 定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集) より引用
地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第2巻(柳田国男・定本柳田国男集)

『定本柳田国男集 第2巻』は、柳田国男の紀行と旅の随筆を収めた著作集の一巻である。昭和三年一月の自序に続く「雪国の春」や菅江真澄の日記を読み解く文をはじめ、東北の村々の正月、火と炭、浜の暮らしの見聞、「秋風帖」「東国古道記」、昭和十五年十一月の自序を持つ「豆の葉と太陽」などの紀行を並べる。峠や古道、佐渡・五箇山・熊野などの土地を、住む人の暮らしと信仰から見ようとする文が多い。

種別から探す

北越雪譜秋山郷囲炉裏

栄村の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第2巻』の伝承