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おひさ淵で落石から祖父を救った山犬

所在地高知県幡多郡大月町大字小才角(おひさ淵)
年代現代
登場おひさ、淵に身を投げたと伝わる人
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

高知県土佐市の話。祖父が三十七、八歳の頃、家から一三キロ離れた小才角小学校の校長をしていた。人家から歩いて五分ほどのカーブの下に「おひさ淵」と呼ばれる河原淵があり、昔そこでおひさという人が身投げしたと伝わる。月のない暗闇の晩、祖父が自転車で通りかかると谷が割れるような音がして岩ほどの石が脇をかすめて落ち、続いて小牛ほどの大きさでふさふさした長い毛をつけ、赤い目をぎらつかせた何かが近づいてきたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考)

『現代民話考 10 狼・山犬、猫』は、松谷みよ子が日本民話の会の『民話の手帖』での呼びかけやアンケート、聞き書きで全国から集めた話を編んだ現代民話の資料集である。明治以降を目安に、狼への畏れと信仰、送り狼や千匹狼、化け猫や猫の踊り、戦中の猫の供出、水洗トイレを使う猫までを収める。序文と各章の前文に続いて「狼・山犬」「猫」の二章を主題別の節に分け、各話例の後に類話の採集地・話者・出典を「分布」として並べる。

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