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峠を塞ぐ狼に火を借りた木原家の先祖

所在地東京都西多摩郡檜原村茗荷平
年代現代
登場才一、田倉倉太郎、茗荷平の木原家の先祖(狼に「火を貸してくれ」と言った人)、話の伝え手(才一の孫)
出典現代民話考 10 狼・山犬、猫

どんな伝承か

東京都西多摩郡檜原村の上の山で、皆で炭を焼いていたときのこと。峠の途中に狼が現れてどっしりと座り込み、先へ進めなくなってしまった。後から来た炭焼きたちも動けずに、三十人ほどが一か所に固まってしまったという。そこへ茗荷平の木原家の先祖が来て、「どれどれ、道を開けてくれ、何がいるんだ」と言いながら、キセルにたばこを詰めつつ狼のところまで歩み寄り、「ちょっと火を貸してくんな」と声をかけた。すると狼はぽっと飛びのいて、それからは全く姿を見せなくなったという。田倉倉太郎の祖父・才一から聞いた話だという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)

松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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