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つけなかった正月の餅と夫の事故死

所在地東京都西多摩郡檜原村白岩
年代現代
登場田倉ハツ、高津美保子、話者、回答者
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

檜原村白岩での話である。十二月三十日、夫が仕事に出かけるというので、妻がひとりで正月用の餅をつきはじめた。ところがいくらやっても、どうしても餅がつけない。その日、夫は事故を起こして救急車で運ばれ、妻が駆けつけたときにはもう手遅れだった。このあたりでは、餅がうまくつけないのは不吉だと言い伝えられている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・2003年(平成15年))

『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』は、松谷みよ子が編んだ現代の民話の聞き書き集で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。一九七八年に発刊された『民話の手帖』を通じて全国から寄せられた回答を中心に、臨死体験、死の知らせ、寺へ来る死者、生まれかわりの話を収める。「あの世へ行った話」「死の話」「生まれかわり」の三章の冒頭に編者の論考を置き、細目ごとに所在地・話者・出典を添えた類話を並べる。

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