南軽井沢**
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どんな伝承か
語り手が七歳、大正一〇年頃のこと。近所にとても猫の好きな爺さんがいた。猫も好きだが茶もとても好きなので、子どもたちは茶ちゃんと呼んでいた。ある日その家に遊びに行くと、猫が一七匹もいて驚いた。さらに驚いたのは、その猫たちがみな茶を好むことである。茶ちゃんが言うには、毎朝茶を飲ませるのだという。冷ました茶をやるとどこかへ行っていなくなり、腹がすくと帰ってくるのだそうである。やがて茶ちゃんも年寄りなので病気になった。すると猫はいなくなった。茶の好きな猫一七匹はどうしたのだろうか。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)
松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。
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