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雨音をまねて大豆の種をまいたむじな

所在地千葉県市川市行徳
年代現代
登場小川仲吉
出典現代民話考 11 狸・むじな

どんな伝承か

千葉県市川市行徳の小川仲吉の話。タマヤのおばあさんが行徳へ出て、八百長という屋号の店で種を買って帰るときのこと。おばあさんはついしゃべってしまい、帰りが遅くなって八時頃になった。もうその頃は、この辺りはみんなこわがって通らない時間であった。帰り道、うしろの方で「雨だ雨だ」と聞こえ、パラパラ、パラパラと音がして雨が降ってきた。おばあさんは「あれー、大変だよ。雨だよ」と言い、うしろを振り返らずに大急ぎで帰ってきた。家に着いて背負い籠を見ると、買った大豆の種が全然なくなっていた。むじなが背負い籠に乗り、「雨だ雨だ」と言って大豆の種をばらまいたのだという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 11 狸・むじな(松谷みよ子・現代民話考・1995年(平成7年))

『現代民話考 11 狸・むじな』は、松谷みよ子が一九九五年(平成七年)に編んだ現代民話の資料集である。明治から現代までに各地で語られた狸・むじなの話を、聞き書き、読者の回答、郷土誌や民話集、新聞記事から集める。狸火、腹つづみ、音まね、いたずら、化かし、たたり、人助け、戦争にいった狸、今の暮しなど十二の部に分け、話例ごとに本文と類話の「分布」を添え、巻頭に序文と前文、巻末にあとがきを置く。

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話例・3 雨の音大豆の種背負い籠雨音のまね

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