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入院前の記念写真と義父の急死

所在地群馬県利根郡みなかみ町
年代昭和四八年
登場持谷靖子、回答者・義父の家族
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

群馬県利根郡新治村(現みなかみ町)に住む女性の回答による話である。昭和四十八年ごろ、糖尿病を患う義父が近くの病院に一時入院することになった。入院前日、義父は床屋へ寄って念入りにおしゃれをし、当日は一張羅の背広を着て、写真館に立ち寄ってから病院へ入った。四日後、写真屋がその写真を自宅に届けてくれたが、あまりによく撮れていたため、家族四人で病院へ見せに行ったところ、その晩に義父は急死してしまった。義父は発病から約二十年、六十九歳での死であったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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