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奥入瀬の流れに寄り添う二つの顔

所在地青森県十和田市(奥入瀬渓流)
年代昭和五二年
登場
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化
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どんな伝承か

昭和五二年の春、青森市内のキャバレーの女子従業員たちが、十和田湖に近い奥入瀬川の渓流を訪れた。若葉に彩られた清流沿いの遊歩道を散策しながら、自然の美しさを記念にと写真を撮った。出来上がったカラー写真を見た一同は、ぎょっとして背筋が凍った。川の中に、中折帽をかぶった男性の顔と、その左横に白い女性の顔が、寄り添うように写っていたのである。心中者の川怨霊であろうかと語られ、一行の代表が写真を編者のもとへ届けたという。

原典より

出典・大高興著『お化けと幽霊』(北の街社)。—— 現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期)) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考・1990年代初期(平成初期))

松谷みよ子『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』を小話単位で全550話収録。心霊写真など写真の怪と、文明開化期の怪異にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明496話・市区町村判明377話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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