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新盆の深夜に鳴り出した事故車の警笛

所在地青森県十和田市大字三本木北平
年代昭和四十六年
登場—
出典現代民話考 ― 偽汽車

どんな伝承か

昭和四十六年八月十三日深夜のことである。さる十一日夜、十和田市三本木北平の国道を酒に酔って歩いていた四十三歳の男が、東京の大学生の車にはねられて死亡した。十和田署は大学生を逮捕し、その車を中庭の留置場わきに置いた。ところが盆の十三日を待つかのように、午前一時近くになってクラクションがパーパーと鳴りはじめ、高い連続音を出した。警察官が飛び出して止めたが、浮かばれない被害者が新盆でウラメシヤとやったのではないかと、もっぱらのうわさであった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 偽汽車(松谷みよ子・現代民話考(ちくま文庫)・2003年(平成15年))

『現代民話考――偽汽車』は、松谷みよ子が編んだ『現代民話考』全十二巻の第三巻で、二〇〇三年一月付の文庫版まえがきを持つ筑摩書房の文庫版である。鉄道開通のころ狸や狐が汽車に化けたという偽汽車の話、船幽霊や幽霊船など海の怪談、タクシーの幽霊など自動車や列車の怪談と笑い話を、全国の回答者の聞き書きや新聞・雑誌・書籍から集める。三章それぞれの冒頭に考を置き、話ごとに本文と分布を並べて地名・話者・出典を添える。

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