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座敷に立っていた見知らぬ女の写真

所在地宮城県富谷市(湯船寺)
年代現代
登場山田二男、回答者
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

昭和五七年頃の話。曹洞宗湯船寺に嫁いで一ヶ月目の嫁が、奥の座敷を掃除に入ると、年の頃七〇ほどの品の良い女が立っていた。驚いて居間へころげこみ母に告げると、近々女の客が来るのだと言われ、初めて寺の言葉を知った。三日後に町の酒造会社の奥さんが亡くなり、寺で告別式をすることになった。嫁も手伝っていて、位牌や供養物とともに飾られた写真をふと見ると、先日座敷で見た女の人であった。驚いて身震いし、体が浮くようになって歩けなくなったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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