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皮ごと輪切りにした台湾土産のバナナ

所在地富山県富山市
年代現代
登場話者、回答者・記録者(東京都在住)
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

明治末期頃、ある家の親父が台湾へ売薬に出かけ、土産にバナナを買って帰った。親父は新聞紙にくるんで家人に渡すと、すぐにまた近くへ売薬に出かけてしまった。もらった家の者は食べ方を知らず、皮のまま輪切りにして口に入れたがまずくて食べられない。捨てようかと思っていたところへ親父が帰ってきて、黒くなった皮をむいて白い実だけを食べて見せた。真似して食べてみると、こんなにうまい果物はないと思ったという。富山県富山市の話で、話者は中川その、記録者は中村博である。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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バナナ

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