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三年後に知ったカバの姿

所在地高知県室戸市吉良川町
年代現代
登場回答者
出典現代民話考 12 写真の怪・文明開化

どんな伝承か

明治の頃、高知県安芸郡吉良川村(現在の室戸市吉良川町)で、ある男が「お主はカバに似ている」と言われたが、カバがどんな生き物か知らなかった。三年ほどして男は上野の動物園でカバを見た。すぐさま故郷に戻り、以前そう言った友人の頭をたたいて「お前は三年前、俺をカバと言ったな」と言ったという。動物を知らないことにまつわる、明治期特有の笑い話として伝わっている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 12 写真の怪・文明開化(松谷みよ子・現代民話考(立風書房)第十二巻・1996年(平成8年))

『現代民話考 12 写真の怪・文明開化』は、松谷みよ子が一九九六年にまとめた現代民話の資料集で、同シリーズの第十二巻にあたる。雑誌での呼びかけやアンケート、聞き書きで寄せられた話と新聞・雑誌の記事を、心霊写真をめぐる怪異と、明治以降の電信・汽車・電気燈などの新しい文物や流行病に戸惑う人々の話に分けて収める。話例ごとに本文を掲げて各地の類話を分布として並べ、話者や回答者の名と出典を添える。

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