次々に的中した予知の夢
どんな伝承か
昭和五十六年の夏、富士山の七合目あたりから石と砂が崩れ落ちてくる夢を見た。二日後、同じ出来事が現実に起きた。次によちよち歩きの幼児が池へ落ちる夢を見たので、幼い子のいる親類へ電話して用心するよう伝えたが、翌日、知人の幼児が池に落ちて死んだ。中国へ渡る予定を立てていたときは、飛行機の墜落する場面を夢に見て取りやめ、その後に日航機が落ちた。死んだ人が迎えに来る夢を見れば、必ず知人が亡くなる。そういうことが数回あったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))
松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。