長尾郁子の宇都宮大火予言
どんな伝承か
栃木県宇都宮市に住んでいたころ、判事長尾与吉の夫人郁子は、近く大火があるという予感が胸に浮かび、家族にそのことを話して警戒するよう促した。まもなく近所のホテルから出火し、宇都宮の大半が焼け、長尾家も全焼した。この予言が的中して以来、郁子はますますさまざまな出来事を言い当てるようになったという。後年、心理学者福来友吉が郁子の透視能力を実験研究の対象とし、丸亀での念写実験へとつながっていった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新霊交思想の研究――新スピリチュアリズム・心霊研究・超心理学の系譜(田中千代松・田中千代松・心霊研究・昭和(著述))
田中千代松『新霊交思想の研究―新スピリチュアリズム・心霊研究・超心理学の系譜』。19世紀半ばから20世紀の心霊研究の歴史を体系的にたどる学術書。