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まだ死なねえと告げた祖父の姿

所在地東京都武蔵野市
年代昭和四十年
登場
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

私を非常にかわいがってくれた母方の祖父が、信州の白馬の麓に住んでいた。昭和四十年の雪の降り始めた頃、重病で恐らくもたないというので、母や兄弟は喪服を用意して信州へ帰った。私は仕事で行けなかった。すると朝の四時頃、祖父が白い光のような姿で現れ、私の名を呼び「おい、おれまだ死なねえからなあ」と言ってスーッと消えた。母に「行かない」と伝えると怒られたが、祖父はその後十年生き、八十八歳で大往生を遂げた。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))

松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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