在留外国人に紹介された野大坪の萬歳
どんな伝承か
野大坪の萬歳は、日本文化連盟の主催で映画に撮られて在留外国人に紹介され、昭和八年には日本青年会館でも実演された。萬歳の装束は烏帽子と直垂で、越前の歳三は鼓の代わりに小太鼓を持つ。鳥刺萬歳では長い布をつけた竿の采と萬歳扇を手にし、宴席で踊る手踊萬歳もあるという。
原典より
野大坪の萬歳は、映画で日本文化連盟主催で在留外人に紹介され、日本青年会館では昭和八年に実演されなどしてゐる。—— 福井縣鄕土誌 民間傳承篇(中塩清之助(編)・福井縣鄕土誌・1939年(昭和14年)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
福井縣鄕土誌 民間傳承篇(中塩清之助(編)・福井縣鄕土誌・1939年(昭和14年))
『福井縣鄕土誌 民間傳承篇』は、福井市立実科高等女学校の郷土誌第二輯として教諭中塩清之助が編み、昭和十四年二月付の学校長金岡正孝の序を巻頭に置く。丹生郡の名、哭女、越前萬歳、仏の舞、幸若舞、猫塚、隠れ里、子育て幽霊、愛発の関、弁慶譚、八百比丘尼、水の神女譚を、古文献や他地方の類例と照らして論じる。生徒が集めた県下の昔話は類話をA・Bなどに分けて並べて解説を付し、校正者大村四朗の跋を添える。