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姥ヶ池に沈んだ石の枕の伝説

所在地東京都台東区(姥ヶ池)
年代用明天皇の御世(伝承)
登場老婆、娘、浅草観音、美しい児
出典福井縣鄕土誌 民間傳承篇

どんな伝承か

浅草の姥ヶ池の伝説は、浅草寺の坊中東谷にあった中明王院の庭の小さな池にまつわるものである。江戸名所記によれば、昔このあたりは人里まれで、野中の柴の庵に老いた嫗と若い娘が住み、宿を借りた旅人を夜のうちに殺していた。用明天皇の御代の三月十六日、浅草の観音が美しい児となって一夜の宿を求めると、娘は迷ってその児の寝床に忍び入って寝てしまい、嫗は児を殺すつもりで我が娘を殺してしまった。嘆き悲しんだ嫗は本性を現し、十丈ばかりの大龍となって龍宮へ帰り、その跡が淵となって姥が淵と名づけられたという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

福井縣鄕土誌 民間傳承篇(中塩清之助(編)・福井縣鄕土誌・1939年(昭和14年))

『福井縣鄕土誌 民間傳承篇』は、福井市立実科高等女学校の郷土誌第二輯として教諭中塩清之助が編み、昭和十四年二月付の学校長金岡正孝の序を巻頭に置く。丹生郡の名、哭女、越前萬歳、仏の舞、幸若舞、猫塚、隠れ里、子育て幽霊、愛発の関、弁慶譚、八百比丘尼、水の神女譚を、古文献や他地方の類例と照らして論じる。生徒が集めた県下の昔話は類話をA・Bなどに分けて並べて解説を付し、校正者大村四朗の跋を添える。

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