東光寺に伝わる飴買い幽霊の絵
どんな伝承か
『信達民譚集』によれば、子育て幽霊の伝えは伊達郡柱沢村柱田の東光寺のこととされている。伊達郡保原町の菓子屋へ、一文銭を持った女が真夜中に飴を買いに来る。それが毎晩重なるので、菓子屋は懇意にしている絵師に話し、その女の姿を写しとらせた。そうして描かれた絵が東光寺に保存されていて、彼岸会には毎年これを出して回向するのだという。石崎村の東光院の院号がこの伊達郡の東光寺と関わる点が大いに注意されると説かれ、飴買い幽霊の話が各地の寺の縁起として土着した一例に数えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
福井縣鄕土誌 民間傳承篇(福井縣鄕土誌・昭和初期(1920年代~1930年代推定))